わか杉国体
地元秋田では、連日国体の報道でにぎわっている。どの競技が優勝、入賞したといった内容だが、主力選手の多くは国体のために秋田に招聘されて来ている人たちである。
一方何年も前から国体に向けて強化されて来た地元選手は控えにまわることになる。その悔しさはいかばかりのものか。また、招聘されて来た選手も国体が終わると多くは秋田から去ることになる。人生の重要な年代で住処と職をを国体のために変えることのロスも計り知れない。地元優勝を狙うのは結構だが、本来の国民体育大会の意義とはかけ離れていると感じるのは私だけではないだろう。