円高ドル安がすすんでいる。新聞の論調では、アメリカの経済失速
を懸念してドルが急落という事になっているが、本質的な見方をすると
世界経済のバランスが変わってきたということだろう。
1800年から100年はパックス・ブリタニカ、1900年から100年はパックス
アメリカーナ、そしていまからの100年は先進国と新興国の分業体制が
確立され、より世界各国は近い存在になると思われる。
USドルは基軸通貨としての価値を今後も暫くの間は維持し続けるし
アメリカが一気にだめになるという話しはナンセンスである。
アメリカは?ドルは大丈夫か?と他国のことを心配している人もいるが
賢明な投資家はこの機会を逃さずにドル買いをしているのである。
そんなことよりも、国際的には日本及び日本円の存在感がどんどん薄れ
ていることが心配だ。