立春というのに雪は降りやまず、厳しい寒さが続いている。
同じ日本でも、太平洋側と日本海側では降雪量はもちろん
天気の晴れ具合も異国ほどの違いがある。
冬の秋田は雪に閉ざされモノトーンの日々が続くが、それが
独特の食文化や気質を形成していると思う。
具体的には、塩っ辛い保存食文化があり、体と心を温められ
る日本酒文化があり、秋田の男は酒を飲むことで饒舌になる。
厳しい寒さもあと少しと思いながら、今朝も雪かきをしたが、願う
ように春を待つ気持ちは、雪国の人間にしか分からないだろう。
待ちわびる期間が長いほど、春の到来は嬉しく、心地よい。
春になったら、花の芽吹く写真を撮ろうと今から考えている。