相変わらず日本の政治は落ち着かない。
日本が抱える問題は、国の借金、少子高齢化、新しい
産業への投資不足など山ほどあるというのに、政治家
の金の問題で足踏みしている。
今、明治維新後の日本を書いた「坂の上の雲」を読んで
いるが、幕末から明治にかけての日本は西欧諸国に負
けないよう、国の存亡をかけて180度転換するような大事
業を成し遂げているのがわかる。
今はその時代に匹敵するほどの大転換期に来ている
と思うのだが、変化の兆しはこれっぽっちもない。
いつからかこの国は、若者の将来を論ずるよりも、老人の
年金を心配する国になってしまった。
やはり一度、経済的にも国政的にも焼け野原になって、
再興するしか道は無いのかもしれない。